CATEGORIES

シェルチェアのベース交換 チャールズ イームズ

ライフスタイルに合わせて、シェルチェアのベースを交換する。

チャールズ・イームズが手掛けた世界的な名作椅子「シェルチェア」は、ベース交換ができることをご存じでしょうか?交換の手順や、ライフスタイルに合わせたベースの選び方を分かりやすくご説明します。カリフォルニアでファイバーグラス・シェルチェアを手掛けるモダニカには「29種類の交換ベース」があり、ドライバーひとつで簡単に交換することができます。

<モダニカなら選べる、29種類のベース>

モダニカのベースは、チャールズイームズがデザインを手掛けたベースはもちろん、モダニカのオリジナルデザインを含め「29種類のベース」がございます。本物の素材を使い、1950年代の製法で作り上げた高品質な交換用ベースは、座面の低いモデルから座面の高いモデルまで豊富にそろっています。

シェルチェア用・交換ベースのご購入はこちら

ダイニングチェアとして使っていたけれど、ラウンジチェアとして使いたい。デスクチェアとして使っていたけれど、カウンターチェアとして使いたい。このような場合、モダニカなら新たにシェルチェアを購入しなくても、ベースのみを購入するだけでお手軽に仕様を変更できます。

<目次>
・シェルチェア交換ベースの取り付け方法。
・取り外したベースの保管方法。
・ヴィンテージシェルチェアのベースを交換。
・お客様でベースの取り付けが難しい場合。
・お勧めのシェルチェア交換用ベースご紹介。

<シェルチェアのベース交換方法>

では、エッフェルーベースからロッカーベースへの交換をやっていきましょう。


※使用しているアームシェルチェアのカラーはマスタードです。

<用意するもの>

・マイナスドライバー


ベース単品を購入すると、ベースと取り付けネジが付属します。

8㎜サイズのマイナスドライバーがお勧めですが、ない場合はそれより小さなサイズでも回すことは可能です。作業中にベースやシェルを倒してしまった時に備えて、カーペットの上やマットなどを敷いた上で交換作業をしてください。

<シェルチェアを安定させる>

現在ついているベースを取り外すため、シェルチェアを裏返しにして安定させてください。段ボール箱や膝の上などにのせると作業がしやすいです。

<ベースのネジを取り外す>

ドライバーが横にすべってシェルを傷つけてしまわないように、ネジとドライバーの頭を一緒につかみながら気を付けて回しましょう。ある程度ネジが緩んだら、ベースを手で支えながら指でネジをはずします。※ネジを取り外した時、ベースがすべってシェルを傷つけないように注意してください。

取り外すとこんな感じです。黒いゴムのパーツを「ショックマウント」と呼びます。

<ロッカーベースを取り付ける>

シェルチェアを傷つけないように気を付けて、ロッカーベースをショックマウントの上にそっと置きます。

このような感じに、ベースの接続穴とショックマウントのネジ穴を合わせてください。

ベースがずれ落ちないようネジとワッシャーを4本ともネジ穴に入れ、手で軽く回して締めておきます。

<ベースのネジを締める>

ドライバーで前脚から後脚の順に、4つのネジを均等に少しづつ締めます。1つのネジだけを締め切ってしまうと、ベースがずれてしまい、ショックマウントを痛めてしまう原因にもなります。ワッシャーの段差が平行になるまでネジを回していきましょう。締めすぎるとシェルを傷つけてしまう事があるのでご注意ください。

ドライバーでネジ頭をなめないように「押す力:回す力 = 7:3」の感覚で締めてください。ドライバーの頭が滑ってシェルにあたることを防ぐためにも、ネジを回すときは、ネジとドライバーの頭を一緒に支えながら回すようにします。

<ベースの取り付け確認>

ベースがつけ終わりましたら、ネジがきちんと締まっているか確認するためにベースを少し引張ってみます。ネジやワッシャーがカチャカチャ動くようであれば締め方が足りないか、ワッシャーがうまくかみ合ってない可能性があります。その場合はネジを4つとも緩めて、もう一度均等に締めこんでいきましょう。

ワッシャーの段差が平行になり、ネジがきちんとしまっていたら、完成です!

ダイニングチェアが、ロッキングチェアへと生まれ変わりました!チャールズイームズが手掛けたシェルチェアと言えば、ロッキングチェアと言うイメージありますよね。

ゆらゆらしながらリラックスして本を読んだり、テレビを見たりと、同じシェルチェアでも使うシーンが全然変わりますね。3人掛けソファの横にちょこんと置くとリビングが可愛くなりそうです。

<外したベースの保管方法>

ベースに湿気やほこりが付くとサビの原因にもなる為、段ボール箱に入れるか新聞紙などの紙に巻いて保管して下さい。ネジは小袋などにひとまとめにして、なくさないようにベースと一緒に保管しましょう。

紙で巻いた場合はこんな感じです。出来るだけ湿気やほこりが入らないように、隙間なく巻いて保管してください。

<ヴィンテージシェルチェアのベースを交換>

モダニカ交換用ベースは、ヴィンテージのシェルチェアと同じ規格で作られているため基本的には取り付けできます。取り付けできないケースとしては、ショックマウントの劣化によりネジ穴がずれていたり、過去に修理歴があるなど、ショックマウントの状態により付かないことがございます。また、スタッキングベースのシェルチェアで、ワイドマウントと呼ばれる通常より外側にショックマウントが付いているモデルには付きません。

まずは、お手持ちのヴィンテージ・シェルチェアをご確認ください。※モダニカ交換用ベースが取り付けできない場合でも、返品はお受け出来ません事をあらかじめご了承ください。

モダニカ・シェルチェアのネジ位置。(穴の中心から測っています。)

お手持ちのシェルチェアとネジ穴の位置を比べてください。ショックマウントはハンドメイドで取り付けられているため、どの個体も数ミリ程度のずれはございます。モダニカのシェルチェアも、個体によってネジ穴の位置は数ミリ異なりますので、図は参考サイズとお考え下さい。

モデルにもよりますが、ベース側のネジ穴は少し大きめに作られているため、取り付け時に数ミリ程度の調節ができます。

現在お持ちのヴィンテージのネジと、モダニカ交換ベースに付属しているネジの長さを見比べてください。ヴィンテージのシェルチェアはショックマウントが劣化により薄くなっている事があり、モダニカのネジの方が長い場合はシェルを突いて傷つけてしまう可能性がございます。ヴィンテージのネジを使用するか、モダニカのネジにワッシャーをさらに追加してご使用ください。(追加するワッシャーはホームセンターなどでお求めください。)


モダニカ交換ベースに付属しているネジとワッシャー。(一部のモデルは形状が異なります。)

ネジ:頭外径:Φ12mm ネジ部長さ:15mm ネジ部径:Φ6mm(W1/4)
ワッシャー:外径:Φ15mm 内径:8mm 厚み:2mm
素材:スチール

<お客様でベースの取り付けが難しい場合>

ibukiyaでは、お手持ちのシェルチェアを持ち込み、または郵送して頂ければご希望のモダニカベースをお取り付けいたします。(郵送の場合は送料をご負担ください)交換費用は無料です。ネジ穴の加工や修理が必要な場合は別途費用が必要となります。ヴィンテージ・シェルチェアはショックマウントの劣化により取り付けができないケースもございますので、必ず事前にお問い合わせください。

<お勧めのシェルチェア交換ベースご紹介>

モダニカのベースは、1950年代の手仕事から受け継いだノウハウにより耐久性が高く、使い込むことで味わいが増す本物の素材を使用していることが特徴です。木製パーツはメープル材とウォールナット材から選択でき、ワイヤー部分はクローム、ジンク、コッパー、ブラックから選ぶことができます。ネジの1本にいたるまでUSA製を使うなど、ミッドセンチュリー期の「ものづくり」にこだわって作られたシェルチェア用ベースは、全部で29種類ございます。

モダニカの家具をすべて見る

<モダニカ 交換用 Hベース>

Hベースは気取りすぎない素朴なデザインが特徴で、派手すぎない可愛い印象のシェルチェアへと変わります。ダイニングチェアやデスクチェアとしておすすめで、お部屋だけでなくお店の椅子としても人気です。
・シェル装着時の座面高さ:45.5cm

<モダニカ 交換用 ロッカーベース>

ロッカーベースのシェルチェアは、デザイナーズ家具のアイコン的な存在となっています。見た目が可愛いことに惹かれますが、ゆらゆらと揺れることでリラックス効果があり、座り心地の実力も大変高いベースです。木はメープルとウォールナットから選択でき、ワイヤーのカラーはジンク、ブラック、コッパーと3種類ございます。
・シェル装着時の座面高さ:42cm

<モダニカ 交換用 ローロッドベース>

ローロッドベースはチャールズイームズが日本の文化に影響を受け、畳の上で座れるようにデザインしたベースです。リビングの3人掛けソファーの横にちょこんと置くと可愛く、来客時などに大変便利です。ワイヤーのカラーは、クロームとブラックから選択できます。
・シェル装着時の座面高さ:32cm

<モダニカ 交換用 ローリングベース>

ローリングベースを装着することで、本格的なオフィスチェアと変わります。座面回転、ガス式昇降機能、ロッキング機能が付いていますので、長時間デスクワークをされる方でも快適に座ることができます。オフィスなどで複数脚並べても見た目に軽さがあり、統一感ある空間を作り出すことができます。
・シェル装着時の座面高さ:44cm~60cm

<モダニカ 交換用 ドゥエルベース・スイベル>

ドゥエルベース・スイベルは通常のドゥエルベースとは違い、座面に「回転機能」が付いています。座面を回して立ち座りが楽に出来るため、交換ベースとして人気が高いベースです。木はメープル以外にウォールナットも選択でき、ワイヤーのカラーはクロームとブラックの2種類がございます。
・シェル装着時の座面高さ:46.5cm

<モダニカ 交換用 エッフェルベース>

エッフェルベースはチャールズイームズによって最初にデザインされたベースです。エッフェル塔のような美しいフォルムで、複雑に交差したワイヤーによって耐久性が高いことも特徴です。モダニカのエッフェルベースは1950年に発売したオリジナルの設計に忠実に作られています。カラーはクロームとブラックの2色から選ぶことができます。
・シェル装着時の座面高さ:44.5cm

<モダニカ 交換用 スタッキングベース>

スタッキングベースは、シェルチェアを複数重ねることができることができるサイドシェル専用のベースです。機能から生まれたユニークなデザインは、脚と脚の幅が広いため安定感があり、足元が広いので自由な姿勢で座ることができます。
・シェル装着時の座面高さ:46.5cm

<モダニカ 交換用 プリンスチャールズベース>

プリンスチャールズベースは、モダニカのオリジナルデザインです。ウォールナット無垢材を削り出して作られた脚は、まるで楽器を思わせる美しいシルエットです。異素材を組み合わせて美しくまとめられたシェルチェアは、木製テーブルやクラシカルなインテリアに合わせることができます。
・シェル装着時の座面高さ:45cm

<モダニカ 交換用 スパイダーベース>

スパイダーベースはプライウッドを曲げて、X状に接続して作られたベースです。軽やかで木製テーブルとの相性が良く、ミッドセンチュリー期を象徴する脚のデザインでもあります。モダニカのオリジナルデザインです。
・シェル装着時の座面高さ:46.5cm

<モダニカ 交換用 Hベース カウンタースツール>

Hベース・カウンタースツールは、92cm前後のカウンターテーブルに合わせることのできる座面の高いベースです。足元が広いので自由な姿勢で座ることができ、足置きも付いていますので立ち座りが大変楽にできます。
・シェル装着時の座面高さ:62cm

<モダニカ 交換用 ドゥエルベース バースツール>

ドゥエルベース・バースツールは、105cm前後のバーテーブルに合わせることのできる座面の高いベースです。座面回転機能がついているので立ち座りが大変楽にでき、足置きも付いています。木はウォールナット材以外にメープル材も選択できます。
・シェル装着時の座面高さ:75cm